冬華ちゃん結婚しよう

一通の手紙が、ポストに届いていた。
何の変哲もない、ごく一般的な便箋。しかし、その送り主を確認した瞬間、私はこみ上げる感情を抑えることができなかった。
整った字には見覚えがある。何度も、何度も真似ようとしては挫折した、彼女らしい、美しい文字。ああ、あの頃と何も変わらないのだ。まっすぐに並んだ私の名前を、とても愛おしく感じた。
そっと、封筒を撫ぜた。

来月、私たちは結婚する。

冬華ちゃんの粋すぎる計らいに餡子のライフポイントはゼロよ……！責任取ってくれる？ねえねえ責任とって？結婚しましょう？あっもちろん料理は１日３食冬華ちゃん担当ね！
もう…ほんと…君はなんてすばらしい子なんだ……おじさん可愛いよバニちゃん可愛いよ…はぁはぁ
今度はイワンちゃんお願いしまーっす☆(∂ω〈)-☆ﾃﾍﾍﾟﾛ
創作意欲湧いてきたわ……もうすぐ最終回なんて信じられない……
ちょ、また手紙送るね…！絵は期待しないでね…！


以上、すべて冬華ちゃんに送るプロポーズでした